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2025.02.28

生前整理で見つけた宝物!心の断捨離体験談

 

生前整理という言葉を耳にする機会が増えてきました。自分の身の回りの物を整理することは、単なる片付けではなく、心の整理にもつながる大切な時間となります。今回は私が経験した生前整理を通じて、物との向き合い方や心の変化についてお伝えしたいと思います。

生前整理を始めたきっかけは、長年使っていなかった押し入れの整理でした。段ボール箱や紙袋の山に囲まれ、最初は途方に暮れましたが、一つずつ丁寧に向き合うことにしました。

整理していく中で、特に心に残った「宝物」が3つありました。1つ目は、母が大切にしていた着物です。箪笥の奥から出てきた着物は、母が結婚式の時に着用したものでした。しみ一つない美しい絹地に、手の込んだ刺繍が施されています。着物を手に取ると、母の若かりし頃の姿が目に浮かび、温かい気持ちになりました。

2つ目は、祖父の手帳でした。几帳面な文字で記された日記には、家族との何気ない日常が綴られていました。天気のこと、収穫した野菜のこと、孫たちとの散歩のことなど。読み返すうちに、忘れかけていた思い出が鮮やかによみがえってきました。

3つ目は、子供の頃に書いた夢ノートです。将来の夢や目標を無邪気に書き連ねたページ には、純粋な願いが詰まっていました。大人になった今、叶えられた夢もあれば、形を変えて継続している目標もあります。

これらの品々と向き合う中で気づいたのは、物には単なる形あるものとしての価値だけでなく、大切な記憶や感情が宿っているということです。しかし、すべての物を保管し続けることは現実的ではありません。

生前整理では、「残す」「手放す」「譲る」という3つの選択肢で考えることが重要です。形として残さなくても、写真に収めたり、思い出を文章に記したりすることで、大切な記憶は心の中で生き続けます。

また、まだ使える物は必要としている人へ譲ることで、新たな物語が始まります。母の着物は、着付けを学ぶ若い方に喜んで使っていただけることになりました。祖父の手帳は、家族で共有し、それぞれの思い出を語り合うきっかけとなっています。

生前整理は決して寂しいものではありません。むしろ、自分の人生を振り返り、大切な思い出と向き合い、これからの生き方を考える貴重な機会となります。物を整理することは、心も整理することにつながるのです。

今回の経験を通じて、物を持つことの意味を改めて考えさせられました。本当に大切なものは何か、これからの人生で必要なものは何か。そうした問いかけは、より豊かな暮らしへの第一歩となるはずです。

生前整理は終わりのない旅のようなものかもしれません。しかし、その過程で見つける「宝物」との出会いは、きっと人生を豊かにしてくれることでしょう。物を減らすことで、心の中の大切なものがより一層輝きを増す。それが生前整理の本当の意味なのかもしれません。

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